2016年 11月3日から 6日におこなわれた「オータムフェスタ2016」、開催されたプログラムの報告です。

(1) 第2回ファミリー植樹祭と森の教室

日時 2016年11月3日(祝日)10時30分〜14時30分
会場 めぐりの森 自然ふれあい広場 
参加者 10組(こども 15名・おとな 17名)
担当 NPO法人三浦半島生物多様性保全 おおくすエコミュージアムの会

協力(苗木提供)/よこすか1000年の森をつくる会

11月3日木曜日の祝日にめぐりの森のふれあい広場に10組の家族(大人17人、子供15人)と自然ふれあい楽校のスタッフ8名が集合しました。

目的は親子でめぐりの森の第2回目の植樹をすることで、植える苗木はブナ科のクヌギとコナラが合計22本です。しかし、不思議なことに、中にクリの木が2本混ざっていました。みんなクリの木に大喜びでした。植樹する場所は山の斜面で、すでに竹の棒杭が22本、自然ふれあい楽校のスタッフたちによって立てられています。その竹の棒杭の傍には苗木が置かれています。

植樹の仕方は講師の天白さんと今井さんから説明があり、子供たちも大人も一生懸命に聞いていました。
分からないことはその場で質問もされていました。

重要な事は、
①穴を掘って苗木を植えたら苗木の周りの土を足で踏んで固める。
②苗木に水をたっぷりあげる。
③野ウサギから苗木を守るネットをかけてあげる。
④ワラを苗木の根の上に敷いて乾燥防止、雑草の抑制をする。
以上の4点です。

説明が終わると、自分が植えてみたい場所(竹の棒杭がある所)へ移動するのですが、ビックリしたのは子供たちは日当たりの良い場所を選んで移動していました。不思議でした!誰も教えていないのに・・・。
後からお父さん、お母さんが子供の傍に行きました。
さあ、穴を掘って苗木を植えるのですが、穴掘りは木の根や竹の根や石があって皆さん困っていましたが、子供とお父さん、お母さんが力を合わせて一生懸命取り除いて、無事に植樹することができました。

お昼ご飯を食べながら植樹した場所を見ると、だんだん日陰になってきていました。植樹した場所は斜面で東向きなので、冬は午前中しかお日様が当たらない場所だったのです。でも植樹した場所の前には大きな木もなく、広い野原があるので安心しています。

昼食後は空いている時間を利用して、野崎さんが自然の中の紙芝居をしてくださり大変楽しそうでした。子供たちも野崎さんからの質問に、しっかりと答えを言っているのが聞こえてきました。本当に楽しそうで良い祝日を親子で過ごせている様に感じました。

(実施報告 We Love 自然ふれあいの森 結城)

(3)前田川(支川・尾形瀬川)秋の完全踏破

日時:2016年11月5日(土)、天候:晴れ
集合: 9時30分、前田橋バス停/解散:14時、めぐりの森入口駐車場
参加者:9名(うち一般参加社3名)
担当:横須賀「水と環境」研究会 高橋、中村

1.前田川遊歩道(お国橋〜尾形瀬橋)

お国橋から大楠山登山口橋までは、いつものコース、途中で観察していると、何組かの大楠山登山のグループが通り過ぎていった。橋の手前にロープが張られていて「この先、通行止め」の札が下がっている。2年前の豪雨で斜面崩落・倒木、浸食により、遊歩道が寸断され、ここから先は「自己責任」であることをみんなで再確認し、飛び石や川の中を十分注意しながら遡行する。

2.尾形瀬川
尾形瀬橋で階段を上り農道に出る。ひと息ついて、ここから砂防堰堤を越えて再び川に降り、川の中を歩く。朽ちた竹が倒れ行く手を遮る。くぐったり乗り越えたり、篠竹のトンネルを抜けたりしながら川を遡ること約30分、「湘南国際村めぐりの森」の境界に到着する。
流れの源は直径70cmほどの洞窟?だった。行く手を遮る崖には木の根を覆ってできた鍾乳石もどきが連なっている。尾形瀬川源流の水にはカルシウム分が多く、空気に触れて析出して石灰質を形成する。確か湘南国際村計画の環境アセスによれば、「地下に鍾乳洞がある」と記載されていた。

ここを越えた斜面は、先の見えない藪こぎで、唯一赤く熟れたカラスウリの実が心を和ませてくれる。悪戦苦闘約15分の末、いつもの「小川の生き物観察」を行う川辺にたどり着きホッとする。

ここの上流部には、石灰質が造ったお皿を棚状にした渓流、「海外の有名観光地・トルコのパムッカレ、中国の黄龍・九塞溝のミニミニ版」を見ることができる。

3.雨水調整池堰堤から自然ふれあい広場へ
急な坂道を登り、もう一度藪こぎして、雨水調整池堰堤上の広場に出た。真っ青な秋晴れの空の下、堰堤上に腰をおろしてのんびりとお昼。

ここから「自然ふれあい広場」までは5分とかからない。この後、大楠小の植樹地に立ち寄り、下草やからまったツタ類を取り除く。子安の大タブの木に立ち寄り、予定通り14時少し前、駐車場端で解散した。

[感想と課題]

1.一般参加者が少なかったが、お天気に恵まれ、通常では体験できない尾形瀬川の源流遡行を楽しんでいただけたことと思う。尾形瀬川の原水に含まれているカルシウム分が作り出す石灰質で出来た「鍾乳石もどき」「お皿を棚状に重ねたような渓流=ミニミニパムッカレ」は、他では見ることのできない貴重な資源である。

2.「前田川の完全踏破」をテーマに、通常体験できない川の源流を遡るイメージをうたったつもりだが、一般の人にはかえって敬遠されたのだろうか、参加者が少なかった(1名は昨年も参加)。来年は、やわらかい参加しやすいイメージのキャッチコピーが必要かも。しかし、今回の後半の難儀なヤブこぎもあるので、誰でも参加できるコースではないことは、うたう必要があろう。

3.「けやき広場」から「尾形瀬川雨水調整池堰堤」までは距離にして100mちょっとだが、背丈を越える雑草が生い茂りヤブこぎも大変。いずれ除草して通路を整備することを考えたい。
堰堤上の広場から「自然ふれあい広場」へは、雑木林の中の坂道を登って5分とかからない。このルートの有効活用を考えたい。

(実績報告 横須賀「水と環境」研究会 高橋)

前田川(支川・尾形瀬川)秋の完全踏破

(4)秋の夜の野原と星空観察会

日時 11月5日(祝日)16時15分〜18時45分 天候 快晴
場所 めぐりの森入口〜野原の観察路〜イベント広場
参加者 こども 8人・おとな 11人
担当 三浦半島自然保護の会

講師 星クラブ☆横浜 5人

駐車場脇の受付場所からは、夕日に映える富士山のシルエットがくっきり見えた。
参加者が集合後、受付場所から畑中の道をしばらく歩き、道路わきの草むらで自然観察をした。

・カラス瓜の種を取って見せ、形が大黒様に似ていて財布に入れておくとお金が貯まるという言い伝えを教えた。
・砂利道の脇にアキグミの実がたくさん成っており、子供たちがそれを取って食べた。
・細長い草を飛ばしたり、葛の葉を叩いて音を出して遊んだ。
・この時期で虫は少なく、カマキリを見つけた程度だった。

17時頃には日が沈み、夕闇が濃くなる中を観察場所の広場に向かった。広場には協力団体「星☆クラブ横浜」のメンバー5名がそれぞれ持ち寄った天体望遠鏡(最大のものは口径20センチの反射式)と双眼鏡(口径10センチのスタンド式)を設置していた。

・南西の低い空に三日月(上弦の月)が浮かび、月面の様子が細かく観察できた。「『静かの海』が見えた!」という子もいた。
・月の左下に金星(宵の明星)が明るく輝いていた。その近くに少し暗い火星も見えた。
・ゆっくり一定の速度で動く人工衛星が数多く見られた。日没直後のみに見られる現象との解説があった。
・流れ星がいくつか見えた。おうし座南流星群とのことだった。
・羽田空港を離陸した飛行機の点滅灯が頻繁に見えた。
・秋の夜空に見える星座と北極星を教えてもらった。
・土星はリングまでがきれいに観察できた。
・白鳥座のアルビレオ二重星(オレンジ色とブルーの2つの星が並んで輝いているのも観察できた。

(実績報告 We Love 自然ふれあいの森 堀込)

(5)めぐりの森の自然ふれあいコンサート

日時 11月6日(日)10時30分〜12時00分 天候 うす曇り
会場 めぐりの森 大タブノキ広場 
参加者 30名
担当 We Love 自然ふれあいの森 葉山の環境を守る会

出演:灯織(シンガーソングライター) 藤代 敏裕(ピアニスト)

・灯織さんのコンサートは今回で3回目となるが、午前中開催のコンサートということで、参加申込者数の伸び悩みと当日の出足の悪さに少々気をもんだ。
・今年2月に設置したタブノキ周囲の木道が演奏舞台として役立った。
・演奏は8曲、アンコールで2曲。灯織さんの澄んだ歌声と優しいおしゃべりに、観客もスタッフも心に染みる「自然ふれあいコンサート」の1時間を楽しんだ。

(実施報告 おおくすエコミュージアムの会 野崎)