「サマースクール2016」が終了しました。

全6つ、各プログラム報告です。

(1)第5回三浦半島 森づくりフォーラム

2016年7月16日(土)10:10〜14:20
参加者:30人(うち一般参加者9人)

講演会:湘南国際村センター

講演「森づくりを通して森から学ぶこと」
大石康彦氏(国立研究開発法人森林総合研究所 多摩森林科学園教育的資源研究グループ長)

  1. 森林について——森林の現状・森林の多面的機能
  2. 森林教育とは——森林教育は人が育つことを目的とする・具体像は3群40種
  3. 今、なぜ、森林教育なのか—森林を育てるために・人を育てるために・森林教育の多面性
  4. 森林から学ぶ事・なにを学ぶのか・どうやって学ぶのか

見学会:湘南国際村めぐりの森

案内:天白牧夫(NPO法人三浦半島生物多様性保全)

  1. 森の入口で「めぐりの森」の概要を説明
  2. 大タブノキの森
  3. 20〜30年前に混植密植された林の現状を見学
  4. 照葉樹林から落葉広葉樹林へ移動
  5. 自然ふれあい楽校が管理する植樹地
(2)環境カウンセラー養成支援講座

2016年7月17日(日)10時30分~12時20分

担当:
横須賀「水と環境」研究会 高橋弘二(環境カウンセラー、かながわ環境カウンセラー協議会)
上山口町内会 今井俊一(環境カウンセラー)

平成28年度 環境カウンセラー募集要綱に基づき、記述要領を説明、
また、論文では、知識より実体験に基づく記述をこころがけたり、審査する人の身になって作成すると読みやすいものに仕上がるなど大切なこと。また、面接体験談によりポイントを講義しました。

(3)森の自然観察会

2016年7月17日(日)10時10分~14時20分
参加者:7名(おとな 4人、こども 3人)

担当:
三浦半島自然保護の会(天白)
おおくすエコミュージアムの会(吉森)
We Love自然ふれあいの森(飯塚)
葉山の環境を守る会(森)

真夏の日差しが痛い中、参加者3組での出発となりました。
今年の森の観察会は、初めて前田川の源流の森を歩くことにしました。
道中、クズやクマノミズキの葉で遊びました。少人数だったので一人一人に手を取って教えることができました。

背丈まで伸びたススキの草原の中を歩けばバッタやトンボなどがたくさんいて、炎天下の野原とはまた別の世界のようでした。

通路に面していたキイロスズメバチの巣は事前に駆除しておいたので、それも観察しました。まさかの蜂の子の試食も!?
ひんやりとした前田川の源流でサワガニなどを観察しながら過ごしたあと、細いマダケで一人ずつ笛を作りました。

それでもまだ時間に余裕があったので、自然ふれあい広場へ移動して
ターザンごっこをしたりしながら遊びました。

(4)森のようちえん「めぐりの森たんけん」

2016年7月17日(日)10時10分~14時20分
参加者:18家族(こども1歳〜6歳:22人・おとな 4人)うち当日キャンセル1家族

担当:
森のKIKIこどもの家(山本、鈴木)
横須賀「水と環境」研究会(中村)
おおくすエコミュージアムの会(木皿、野崎)

10時20分「たんけん」に出発。
めぐりの森の中を歩き、途中、虫や野草を観察しながら、目的地「尾形瀬川上流」に向かいました。
川に入り、網を持ち、虫を探し始めたり、みんなで採った虫の名前を中村さんから教わり、川に虫たちを逃してあげてから、川辺の涼しい木陰にシートを敷いて、お弁当タイム。

「楽しかった人は?」「は〜い!!」
たくさんの手が挙がりました。
「ちょっと大変だった人は?」「は〜い」と2、3人の小さな声。
楽しい思い出の1ページをそれぞれが描けたことと思います。

(5)野原と小川の自然観察会

日時:2016年7月18日(月・祝)10時10分~14時20分、晴れ
参加者:大人9人、子ども13人

担当:
NPO法人三浦半島生物多様性保全(天白)
横須賀「水と環境」研究会(高橋、中村)
おおくすエコミュージアムの会(野崎、木皿)
We Love自然ふれあいの森(飯塚、結城)
オブザーバー(野木村)

めぐりの森の入口から前田川源流へ、さまざまな生き物を観察しながら歩きました。

水たまりのトンボの子、ヤゴ
草原では、小さなショウリョウバッタ、バッタ、キリギリス
草笛、竹笛、クズの葉で音を出して遊んだり、ヤギに好物のクズの葉など与えて触れ合いを楽しみました。

小川では、沢を上りながら水の生き物、サワガニ、ヘビトンボ、モンカゲロウ、ウズムシ、カワニナ、マメゲンゴロウ、アメンボなどを観察。気温26.5℃、水温20.3℃、電気伝導度320μS/cm

湘南国際村の駐車場に集合。講師とスタッフの紹介をしてから自然観察会がスタートした。
目指すは前田川の源流で、源流へ向かう途中の野原ではバッタ、キリギリス、カバキコマチグモ等を観察。昔、私が小学生の頃、ススキの葉を丸めて中に住んでいるカバキコマチグモを捕まえて友達と箱の中に入れて喧嘩させたことを思い出し、懐かしかった。
野原から舗装道路に出て、草刈りをして歩きやすくなった道に入っていく。ここではクサギ、コクサギの木の説明がありました。クサギは臭木と書き葉に悪臭があります。コクサギはミカン科なので葉からは柑橘系の香がしました。コクサギ葉の付き方は、コクサギ葉序と呼ばれ葉が互い違いにつく互生なのですが、葉が左右に1枚づつ付くのではなくて、左右に2枚づつ付くのです。
少し歩いて行くと真竹の群生があり、笹の葉が空を隠しているので少し暗くてひんやりしていました。その中に玉あじさいがあり、葉にはオオケマイマイが3匹いました。オオケマイマイは殻の巻きに沿って太い毛が生えているカタツムリで、殻の色は茶色で直径1.5㎝位ありましたがもう少し大きくなるようです。頭を出していなかったので確認は出来ませんでしたが、帰宅後パソコンで調べたらカタツムリと同じ頭をしていました。オオケマイマイが住んでいる所は、昔からの自然が残っている場所だそうです。
この竹藪を抜けると先には源流があり、水中の生き物観察をしました。昼食後子供たちは歓声を上げて源流で遊んでいました。源流のそばでは気温も2~3度低いように感じました。
参加した皆さんも自然の中で心身共にリフレッシュ出来て満足そうでした。この様な豊かな自然がある場所をいつまでも残せれば良いなと思いました。また、「めぐりの森」の樹木の名札が付けてあれば便利かなと思いました。

(6)センス・オブ・ワンダー散策会

日時:2016年7月18日(月・祝)15時30分~18時30分
参加者:3人

担当:シャイン・フォレスト(澤智、田玉)

大タブの樹から大楠小植樹地辺りまで、ゆっくりと歩きました。夕方の静かな散策です。
五感を広げるミニワーク等を行ない、木や花や草の前で立ち止まり、思い思いに自然を感じました。

センス・オブ・ワンダー散策会

[参加者から寄せられた感想]

夕暮れ時に向かって刻々と太陽が沈みゆく森は、また昼間とは違った様相で、ヒグラシの大合唱や、たくさんの木々や動物や虫達の静かで力強い生命力に満ち満ちて、感動しました。

ここ最近色々やってみても、ずっとグルグルして頭痛もしてたのが、森に入って一気に静まって驚きました。

都心から日帰りで来れる場所にこんなに自然豊かな森があったことに驚きました。

草がぐんぐん伸びていて、緑が濃くなって、春とはまた違った夏の森に癒されました。
夕陽に照らされた木が神秘的でした。今回は時間が短かったけど、それを感じさせないゆったりとした流れがありました。森のエネルギーを沢山受け取り、癒されました。

この世を去った大切な存在も、目にする全てにやどっている。それが、森に入った瞬間に伝わってきて涙があふれました。

これまでも様々な森に行ってたけども、大地とつながり、森と対話するという感覚が今回はじめて少し分かりました。

ぜひ、泊まりでも来たいです! 自分の中心に戻る感覚が久しぶりに取り戻されました。冬の森の保全作業にも、ぜひ参加したいです。